プロフィール
PROFILE
2022年11月、GMO TECH株式会社に中途入社。デジタルマーケティング本部にて営業推進業務を担当。
2024年1月にリーダー、同年7月にアシスタントマネージャーへ昇格。
2024年4月からは財経最適化推進室を兼務し、会社全体の業務推進にも携わる。
2025年7月、自ら希望して管理本部 法務部へ異動。
同年10月よりGMO TECHホールディングス株式会社に転籍し、引き続き連結企業の法務業務を担当。
休日はヨガで体を整えたり、買い物や美味しいものを食べに出かけたりとアクティブに過ごしています。
新しいお店を開拓することも楽しみのひとつで、リフレッシュしながら充実した時間を過ごしています。
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01.これまでの経歴を簡単に教えてください
入社当初は、デジタルマーケティング本部 営業推進部に配属され、営業担当や上司のサポート業務に従事しておりました。
当部署は外国籍パートナーも多く在籍していたため、契約関連や経理関連の社内コミュニケーションを円滑に進めるべく、営業担当と管理部門の間に立ち、代理での対応や調整を行っておりました。配属当時は1名体制でしたが、営業担当と良好な関係を築きながら、和やかな雰囲気の中で業務を進めていました。
2023年には会社の組織体制が変更となり、部署名が事業統括部に改称されると同時に、業務内容も大きく変化しました。具体的には、部署運営の健全化を目的とした職務権限表に基づく社内承認フローの構築、パートナー教育の強化、会計処理の正確性向上、および契約サポートの標準化など、より能動的かつ改善志向の強い業務に取り組みました。これまでの「依頼されたことを行う」姿勢から、自ら課題を見つけ、上司と二人三脚で解決に導いていく業務スタイルへと変化し、大きなやりがいを感じていました。
しかし、業務の専門性が増すにつれて、自身の知識不足を痛感する場面も増え、特に契約関連や社内規程に関する理解を深める必要性を感じました。そのため、法務知識に特化した学習を自主的に開始しました。
2024年春には、事業統括部に新たに2名のパートナーが加わり、リーダーに昇進いたしました。チームメンバーの得意分野がそれぞれ異なることで、部署全体の業務の健全化がさらに進んだと実感しています。また、新卒相当の年齢のパートナーの教育も担当し、育成の経験も積むことができました。
同時期に新設された財経最適化推進室に兼務として所属し、会計業務にも携わる機会を得ました。これにより、より幅広い視点で業務に取り組むことができ、今後のスキルアップにも大きくつながっていると感じております。
2024年夏には、事業統括部アシスタントマネージャーに昇進し、同時に管理本部 法務グループとの兼務が開始されました。法務グループでは、電子サインの送付対応や契約書進捗管理表の更新といった補佐的業務を行いながら、法務実務の基礎を学びました。
2025年以降は、リーガルチェック、Pマーク(プライバシーマーク)審査対応、訴訟対応など、デジタルマーケティング本部に限らず全社的な法務業務に関わるようになり、実務の幅が大きく広がりました。
そして、2025年7月より管理本部 法務グループが主務となり、法務を専門領域とする体制へと正式に移行いたしました。 -
02.なぜ法務部への異動を希望したのですか?
2023年に事業統括部へ異動し、部署運営の健全化業務に取り組む中で、自分自身にビジネスの一般的な常識や基礎的な知識が不足していることに気づきました。
このままでは「健全化」というミッションを果たすことができないと感じ、基礎から勉強を始めました。
その学びの中で、契約や社内規程などに関わる法務の重要性と専門性に関心を持つようになり、「より専門的な視点から、会社全体の健全化に貢献したい」と考えるようになりました。
これが、法務の仕事に関わるようになったきっかけです。 -
03.現在の仕事内容を教えてください
現在、法務部では以下の業務を担当しています。
・契約書のレビュー(契約内容の確認およびリスクチェック)
・訴訟対応(弁護士との連携や社内対応の調整)
・社内からの法律相談への対応
・プライバシーマーク(Pマーク)審査への対応
・下請法に関する監査および是正対応
これらの業務を通じて、会社全体の法令遵守およびリスクマネジメントに貢献しています。 -
04.異動して感じたギャップや学びは?
事業統括部に所属していた際は、デジタルマーケティング本部内に限定された業務が中心でしたが、現在は法務部として全社的な判断に関わる場面も多くなり、ひとつの判断が会社全体に影響を与えることの重みを日々実感しています。その分、社内への発信内容や判断の根拠に対する責任も強く意識するようになりました。
また、法務業務を通じて、物事を客観的に捉え、法令条文に照らして根拠をもって判断するという習慣が身についたことは、自分の成長の一つだと感じています。
一方で、法務の世界では「1+1=2」といった明確な正解がないことが多く、そこが難しさでもあります。条文という判断の道しるべはあるものの、その適用方法は状況に応じて柔軟に変える必要があり、同じように見える事例でも対応が異なることが少なくありません。そのため、日々学び続ける姿勢が欠かせないと感じています。 -
05.前職(事業部門)での経験が法務に活きていると感じることは?
契約書レビューにおいては、契約を早く結び成果を出したいという営業メンバーの気持ちがわかるので、スピード感を持って対応することを常に心がけており、私が対応できるものは可能な限り迅速にレビューを行うよう努めています。
また、日々営業担当の方々とやり取りを重ねる中で、それぞれの業務上の“クセ”や判断傾向が見えるようになってきました。
たとえば、「この担当者はここの条文を読み落としがちなので、ハイライトして返そう」「この支払条件で本当に問題ないか、一度声をかけてみよう」といったように、事業部任せにせず、営業に寄り添ったレビュー対応を行うことができていると感じています。
一方で、インシデント対応については、あえて“寄り添い”の視点を持たず、客観的かつ厳正な立場で対応するようにしています。
問題の再発防止や会社としてのリスク最小化を図るためには、感情ではなく事実とルールに基づいた判断が必要であると考えているからです。 -
06. 法務部の雰囲気・体制は?
当社の法務部には、法務経験が豊富な先輩が1名在籍しており、日々の業務において多くのサポートをいただいています。
分からないことや判断に迷う場面でも、気軽に相談できる環境が整っており、大変心強く感じています。
また、現在私は週に1度、弁護士事務所での研修にも参加させていただいており、実務を通じて現場の弁護士の方々から多くの学びを得ています。
企業内法務とは異なる視点を取り入れることで、より柔軟かつ実践的な判断ができるよう心がけています。 -
07.今後の目標やビジョンを聞かせてください
現時点では、まだ一人で完結できる業務が限られていると感じており、特にインシデント発生前の判断や、トラブル対応について自立して対応できる力を身につけたいと考えています。
先述のとおり、法務の現場では同じ事例がほとんど存在せず、常に状況に応じた判断が求められます。
そのため、多様な案件に触れ、経験を積み重ねていくことが成長への近道であると感じています。
こうした経験を通じて自らの対応力を高めることで、より責任のあるポジションを担えるようになりたいと考えており、その延長線上にキャリアアップもあると捉えています。 -
08.どんな人と働きたいですか?
私は、学ぶ意欲のある方と一緒に働きたいと考えています。
自分自身、「一人で判断できる力をつけたい」と思いながらも、実際には案件や事象について議論し、考えをぶつけ合うことが好きなので、そうした建設的なコミュニケーションを楽しめる方と一緒に働けると嬉しいです。
また、当社は営業担当者が多く在籍しており、業務全体にスピード感が求められる環境です。
そのため、変化に柔軟に対応しながら、テンポよく判断・対応できる方がチームに加わってくださると、よりよいチームづくりができると感じています。